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心が技術に勝った 〜 麻雀と学校改革のお話

この本のお話は、学校の先生が麻雀のプロの流儀から学んだことを剣道部に浸透させて、波紋的に学校の教育現場に生かしていき、子どもたちとの関わりを深めて、荒れた学校や不登校児を立ち直らせて行くお話です。
麻雀という、一風教育とはかけ離れた雰囲気のものが見事に学校教育に融合するという、極めて異端な教育改革の事例とも取れる物語の本です。
けれど、学校教育だけではなくて、子どもを持つ親はもちろん、向上心のある方々や起業を目指す人たちなどにも是非薦めたい本だと思いました。本当の強さとはどのようなことなのか、本当に何かを成し遂げるために必要な事はどのようなことなのかが、クリアーな言葉で述べられています。
それが、麻雀の達人のお話からなので、先入観ではどうせならず者の戯言なのだろう、みたいな気持ちもあったのですが、全くそのようなこともなく、麻雀を全く知らないわたしでもすっと頭に入ってくる分かりやすさで読み進めることができました。
残念ながら、現在は中古でし手に入らないようなのです。

わたしがこの本を手に取ったきっかけは、古本貸し出しコーナーにあったから借りてみたことでした。
雀鬼流の教え、思想というものが、自分を律して生きて行く事の大切さ、自分を甘やかさないで生きている事の厳しさを伝えてくれます。欲望の町歌舞伎町という、誘惑が多くて皆が溺れてしまうようなところで溺れないで生きてこられた人の、人生哲学です。

(P167)
1、予習、前もって考える事は、自分を救う道になる
1、物事を積極的にとらえると、無駄なことが消えてくる
1、隠してはいけない
1、こっちはつまらないけど、こっちは楽しいからと分けていると、欲求不満になってしまう
1、善だとか悪だとかではなく、人様のことを面倒見てあげる、ということがとても大切
1、人に好かれる人間になるためには、好かれることをしてないといけない
1、テクニックよりも、心構えが大切
1、先に行動があって、振り返ってみたらそこに思考があった
1、自分が最高のものができるんだったら頑張る、嫌な仕事だったらいくらお金を積まれてもやらない
1、情けないことをしない
1、思ったらやったと同じ事
1、いいと思ったら何でもやる。それが勇気

(P170)依存心と自立について
人間というのは赤ん坊のときに依存心を作られる。しかし、依存心が付いていつまでも親とくっついているのは人間だけ。普通の生き物の本性は、我が道を生きる自立心が起きるために、いつまでも親とくっついてはいない。
親らしく生きているからこそ、子どもは親を心から尊敬し、いつまでも大事にしようと思う。親が子どもに孝行を要求しても、心がこもっていなければ偽善。小学校に入った頃というのは、もう自立しないといけない。そのためには、親の言いなりになっていたら決していけない。『親や祖父母の言う事を聞かなかったから、今の自分がある』言いなりになった人というのは、たいてい負けている。そして、反面、親のせいにしてしまう。

(P171)自然から学ぶ=無私の態度=揺れない心
自然を見ていると、みんな答えが出てくる。人からではない。
ゲーテは「気に入るか気に入らないか、引きつけるか反発するか、有益か有害であるかという尺度をまったく断念して、利害を超越したいわば神的な存在として、自分が気に入るものではなく、現にあるものを探求し考察しなければならない」と語っている。人間は、そうした自分中心のものの見方をしてしまう。それを捨て去らない限り、ものごとの本質を見る事はできないと語っている。しかし、『無私の態度』でものごとを見る、のはとても難しい事。「ものごとをありのままに眺め、かつ読み取ろうとする」「誠実に堅実に生きること、慢心をなくすこと」が、真の洞察力を育む工夫である。役に立つとか立たないとか、美しい美しくない、好きだ嫌いだとかで心が揺れ動かされ、あるいは乱されていては、あるがままのものを見る事などできない、人を見る目など養えないのである。

(P173)過去・現在・未来を整頓する ・・・掃除や整理整頓が本当に大切だということがわかります 
捨てたものというのは、自分の過去である。捨てたものであるところの無から始まる。無ということはよいも悪いもないということ。そこに心を置く事を『無心』という。無心の中には恐怖や欲望は加わらない。まず捨てたものに心を置き、きちんと整理整頓をすると、自然に余裕が生まれて来て、自分の手順を整理できるようになる。それが間違いない手順を作り出す。心が乱れなくなる。座禅や瞑想みたいなもの。皆さん外面から来るんです。そとづらって奴で、外に合わせて生きているということ。自分の内面を作らない。まず自分を作って、それから外に出て行くというのではない。内面人間になるということは、内面を磨くということ、我を自分を生きるという事に繋がってくる。外面の人間というのは、いつも我を知らない。外に合わせて生きている以上、自分が分かるわけがない。人がものごとを知るという場合、まずは我を知るということからはじまる。我を知らない奴に他人のことなど分かるわけない。相手の事を読もうとするのは、外面で生きているから。そこには自立心など微塵もない。外からの世間の情報なんて、あやふや。

(P191)
トップレベルにいる子の大切さを、親は分からない。
今度はキャプテンなんだからこうしなきゃいけないよと押し付けたり、大丈夫がんばんなきゃいけないとやってたら、子どもはどんどん親の期待が負担になって不安になって、恐怖に陥って行って、自分の力を発揮できなくなる。親が勝つ事への執着心が強いと、子どものほうでは責任を感じすぎてしまう。勝とう、勝たなきゃと思っていると、どんどん不安が高まり失脚してしまう。だから、親はあまり首を突っ込みすぎて心配するより、必要としているものを足してあげる。親の愛情は、かけたらいいのではなく、過ぎたら毒になる。大人は子どもの無の中から有を見いだしてあげられるようでなくてはいけない。もちろん愛情から心配することもある。欲から心配することもある。例えば病気になったときに必要以上に周りが心配しすぎると、もっと病気になるということもある。心の中で心配するのと違い、それを表に出してしまうことによって、弱さが出る。心配しすぎや悩み不安があるのは、心が弱いから。強い学問はチャレンジ精神を育んでくれる学問のこと。冒険こそが不安定をものともしない、強い心を育んでくれる。弱い学問というのは、安定を目指していい学校、いい会社に入るために、知識や技術を蓄積するだけの学問のこと。そして、外での冒険心を育むのではなく、勝つ事や家の中で知識をたくさん溜込むことだけを要求するような教育では、何にもならない。
知識を多く得ても弱い学問を得た子とうのは、何にもならない。知識が少なくとも、強い学問を得た人というのは、人のためになる。今の官僚や政治家たちが良くないのは、弱い学問を得た人たちだから。同じ『1+1=2』でも、弱い2と、強い2があるということで、人がたくさんいれば強くなるというのは違う。そういう意味で、学問はすべて正しいとはいえない。学問が正しければ、世の中を牛耳っている人たちは人一倍学問をやった人なんだから、いい世の中になっていて当たり前。弱い学問を植え付けるから、いつまでたっても世の中悪いわけ。考え方とかも学問だから、弱い考え方を教えてはいけない。天下を取る、などというやり方は、弱い学問。人それぞれが強くなって行くような、そんな学問を教えていってあげれば、世の中よくなっていく。
たいがいの親は、点数を取らせるためだけのことを子どもにやらせる。与える事を教えてこない。だから、与えることを知らない子どもになってしまっている。親は子どもの将来や幸せにつながると確信しているだろうが、たどり着いたら、勉強は出来ていい大学にも入れたけれど、人間性が育っていない、とかいう事態に陥る。

まとめてみると、上記のような内容がわたしの心を突きました。
いつも自分は大丈夫だろうかと、検証する参考になると思いました。
また、わたしは整理はまだ好きなほうですが、整頓というのがどうも苦手ではあります。これを心にとめて、一層頑張って行きたいと、改めて思いましたし、ある意味究極の掃除術とも言えるお話かと思いました。

心が技術に勝った―「雀鬼流」学校改革

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プロフィール

にゃんぺいちゃん 

Author:にゃんぺいちゃん 
2009年8月20日開設しました。
専業主婦9年目、男児2人の母です。家族4人とも喘息アトピーのアレルギー体質ですが、食事を中心に気をつける事で、症状がでにくい状態を保っています。ブログは、日々の子どもたちの成長の記録などを通して、母が何を考えて生きて来たのかを遺し、たとえわたしがこの世から居なくなったとしても子どもたちが読み返してみて、どんなことを母が考えて子どもたちに接して来たのかを分かってもらえたらと思って書き始めました。
趣味:読書・オークション売買・子育てのこと・アトピーのこと・お金のこと、漬物作り(梅干し、味噌、玄米づけたくあん、ニシンづけ、ガリなど)、その他生活そのものを味わっています。今は子どもとの関わりがとても楽しくて、けれども掃除がアレルゲン除去に大変有効と気づいて夜中も出来る時には掃除しているため、時間が取れないので以前よりブログにかける時間がありませんでしたが、この春次男が幼稚園に入りましたので少し書けそうです。
子どもたちのためにも、素敵な未来を創造していきたいです。
アレルギー関連の記事は、過去には良かったと思ってやっていたことがダメになったということがよくありますので、時系列に気をつけて読んでみてください。過去のことを訂正しておりません・・・。
たまに更新するので、遊びに来てください♪気ままに、色々なことを書いて行きます。

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