幼稚園でチョコレート③

幼稚園のお誕生会でチョコレートを食べさせられてからというもの、わたしの幼稚園に対する不信感を払拭することはできずにいました。そして、現在の週一回の未就園児クラスを辞めて、別の幼稚園の未就園児クラスに通うことを決意したのでした。

最後の通園日となったのは、クリスマス会の直前会でした。クリスマス会を欠席する旨を伝えていたので、ご丁寧にも先生は、クリスマスプレゼントを用意してくださいました。中には、うまい棒、あめ、チョコレートが入っていました。先生は、これまでのこともあってか、息子さんが食べられないものも入っているかと思いますが予め与えないようにしてあげてくださいと、口ぞえしてくださいました。当然、ひとつとして怜に与えたものはありませんでした。

そして、退会の旨を伝えると、園の運営の女性が来て理由を聞かれたので、園で過ごせたことには感謝しているがお菓子をむやみに与えられることに感心できないと伝えると、アレルギー対応策としてお菓子を持参するという方もいるのでそういった方向で検討してはいかがかというので、お道具類は持って帰りはしたけれども改めて回答するという形で少し考えてみることになりました。

しかしそうやって考えてみても、やはり園の方針が、「チョコレートなどはなるべく与えるようにしている」というようなものなので、わたしの考えから最も離れているのです。運動や食育を通じて体を作ると謳っているにも関わらず、そのようなことでは、体をつくる基本が食べ物であるという食育の考えがあるのだろうかと疑問を感じてしまうのです。

昨日、ふとわたしが作った靴下入れと帽子入れを幼稚園に置きっぱなしにしてきていたことに気づき、取りに行きました。そして、保留にしていた回答を、対応してくださった先生、おそらく園長先生か副園長先生かと思う方にお話しました。

その先生と辞めることについて話するのは初めてでした。
「お菓子を与えられるのが嫌なので、退会したいと言いましたら、持参のお菓子でも大丈夫なので検討してみてといわれましたので、検討したのですが、やはり退会することに決めました」「体を作るという教育に魅力を感じていたし、怜も自分を解き放つ場を持てたようでよかったと思っているのですが、体を作る基本は何より食べ物と考えているので出来れば幼いうちは不要なものは遠ざけておきたいんです。」「お菓子を喜べないのに、回りの普通のお母さんたちはいっぱいお菓子でてよかったね~と、言っているので、恐らくわたしがなじむことが出来ないと思うんです。」

そこまで話をすると、先生は「食が体を作るというと、以前札幌に住んでいて今は苫小牧に住まれている先生で・・・」と言われたので、わたしは「もしかして後木先生ですか?」というと、驚いた様子でご夫婦で後木先生のお知り合いであることとその縁で、幼稚園で食育の講演会を行ったことを話してくださいました。わたしも、以前勤めていた教育委員会での公演会に後木先生をお招きしたことがあり、現在は夫婦で通院している身であることをお話すると、後木先生によろしくお伝えくださいということでしたので、先生のお名前を頂戴し、確かにお伝えすることを約束しました。人のつながりって、不思議なものだと思わされます。

しかし、そうやって後木先生のお話を聞いていながらも、お菓子を平気で出せるのはどうしてなのか、やはり実感したことがなければよく分からないものなのかと感じずにはいられず、わたし自身の話をさせていただきました。
現在、顔も手もほとんど病状が目立たないけれど、つい1月前まで手はボロボロだったし、講演会で先生に初めてお会いしたときは、甘いものとお米の食べすぎと言われ、控えてみると実際に改善したこと、幼少時からアトピーだったけれど短大時代には驚くほどに完治していたのはやはり甘いものをほとんど食べていなかったからであること、などを話しました。だから、わたしは他のお母さん方よりはずっとこだわりも強くて無農薬無肥料野菜の宅配、道産品低農薬無添加、手作りお菓子、などを中心に、息子には体によいものを与えてやりたいということを。わたしが頑なに今はそういう考えでいるので、もしもう少し大きくなってまた考え方にもゆるさが出たら、貴園への入園も検討しますが、いったん退会しますと伝えました。園の先生は「やはり食は大切なんですね」と、聞いてくださっていました。

翌日、その日は午前中は近所の幼稚園でこれから未就園児クラスに通わせようと考えている幼稚園の無料開放日なので近所のお友達と行くのと、12時30分からは3歳児検診でありお昼ごはんを食べる時間が極めて短いので大忙し。その朝、近所の幼稚園へと向かう前に、昨日話をした園の先生から電話がありました。

わたしとの話があったために、会議を開いたのだそうです。そして、「チョコレート事件」の全容をそのときに初めて知り、先生の対応のまずさを詫びるのと同時に、これからの時代にそった食の対応を考えて行きたいので、1月に開催する体験入園の案内状を送るので遊びに来て欲しいというものでした。伝統的に体験入園では「ハッピータン」を与えているのだけれど、それも考え直そうと思っているとのことでした。それはそれで、随分とわたしのひとことがおおごとになってしまったと恐れをなしたが、幼稚園というのは子どもへの影響力が強いので、少しでもお菓子漬けの子どもが減ってくれればこれほど良いことはないと感じましたし、たったひとりの発言を随分と真摯に受け止めてくださるということにも、感心しました。

今日、3歳児検診で保健師の方に聞いたのですが、お菓子の与え方というものは、国認可の保育園では統一された規格があるので、牛乳や果物といったものが主となるようですが、幼稚園ではそれぞれの考え方に基づいたものを出すのだそうです。子どもがうまれたばかりの頃は、保育士をしている義母に「幼稚園保育園はどうするの?」との問いに、「保育園でいいかと思っています」と、ただ何となくよさそうだからということしか考えていませんでしたが、調べたり、実際いろいろな幼稚園に行ってみると奥が深いものだと思いました。これがいきなり幼稚園に通わせていたら、「チョコレートはなるべく出すようにしているのよ。」という言葉に、そのまま従わざるを得ないことでしょう。これまでも園に対するアンケートで「お菓子の出しすぎでは?」という意見があって、これでも減らしたのだということではありますが、それが嫌だからと言っても最終的には幼稚園の方針に従うしかありません。

たくさん手のかかる幼児期、意味もなく手がかかるわけではなくそれが重要であるからこそ手がかかる時期なのです。何が良かったかは究極に言ってしまえば結果論でしかない節はあるのですが、何でも吸収するこの時期だからこそ出来ること、遠ざけるもの、守ってあげたいもの、整えてあげたいものなどを絶え間なく目を凝らして見ていきたいものだと思いました。もちろん、いつまでもそういうわけにはいかないとは知っています。周囲がやっていることを自分だけ出来ないという思いばかりさせてもいけないと思います。だからこそ、出来るものは手作りで対応していきたいのです。
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プロフィール

にゃんぺいちゃん 

Author:にゃんぺいちゃん 
2009年8月20日開設しました。
専業主婦9年目、男児2人の母です。家族4人とも喘息アトピーのアレルギー体質ですが、食事を中心に気をつける事で、症状がでにくい状態を保っています。ブログは、日々の子どもたちの成長の記録などを通して、母が何を考えて生きて来たのかを遺し、たとえわたしがこの世から居なくなったとしても子どもたちが読み返してみて、どんなことを母が考えて子どもたちに接して来たのかを分かってもらえたらと思って書き始めました。
趣味:読書・オークション売買・子育てのこと・アトピーのこと・お金のこと、漬物作り(梅干し、味噌、玄米づけたくあん、ニシンづけ、ガリなど)、その他生活そのものを味わっています。今は子どもとの関わりがとても楽しくて、けれども掃除がアレルゲン除去に大変有効と気づいて夜中も出来る時には掃除しているため、時間が取れないので以前よりブログにかける時間がありませんでしたが、この春次男が幼稚園に入りましたので少し書けそうです。
子どもたちのためにも、素敵な未来を創造していきたいです。
アレルギー関連の記事は、過去には良かったと思ってやっていたことがダメになったということがよくありますので、時系列に気をつけて読んでみてください。過去のことを訂正しておりません・・・。
たまに更新するので、遊びに来てください♪気ままに、色々なことを書いて行きます。

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