ついに我が子もDSを買う事になった、と思ったクリスマス

今年のクリスマスプレゼントにはDSが欲しい。
ついに小学2年生の怜も、泣きながら訴えてきました。

ここまで良く持ったものだと思った反面、これでうちもDSを与える事になるのかとがっかりしたのも半分です。
夫に関しては、いらないといったらいらないでいいと思う、の一点張りではあったけれども、わたしは欲しいと言い出したのならば、頭ごなしに駄目というだけではなく、怜の気持ちもくんで、言い分はよくよく聞いてあげる必要はあると思うし、学年でDSを持っていないただ一人になってしまったということも、本人にとっては非常にマイナス感情を起こさせる一つとなったようでした。

元はと言えば、わたしが絶対にゲーム等させないという思いで育ててきたのですが、ここ最近、そうも言っていられないのかもしれないと、折れ始めていました。
夫は、むしろわたしよりはかたくなにゲームにNOという態度だったので、頼もしいと思っていたのですが、結局二人とも折れる形で普段怜も頑張っているということもあり、サンタさんにDSをもらってもいいというお話しとなりました。

それでもモヤモヤしているし、夫もますます怒りっぽくなり、本当は持たせたくはないんだけれどなという気持ちが大きく渦巻いているという状況が続きました。

そんなある日、クリスマスの直前23日のことでした。
怜はひとつ上の学年の仲良しのお友達のおうちへ遊びに行く事になりました。その子のご家庭はお父さんががんとしてDSは許さないという姿勢で、おにいちゃんも当然DSを持っていなくて、怜とはポケモンカードゲームで遊ぶ仲です。
送って行くときに、「DSもらう事になったって、もう言ったかい?」と聞くと
「まだ。言えない。」と言います。周りのお友達には言いふらしていて、みんな喜んでいるというのだけれど、その子たちには言えないのだそうです。
「だけどね、言わなくてもいつかは周りから耳に入るから、周りから耳に入ってしまうくらいなら、自分で伝えておいた方がいいんだよ?」と、わたしは教えました。
すると、さんざんDSが持てると喜んでいた怜ですが、途端にDSを持つ事に対して迷いが生じたようでした。

どうすればいいんだろう、と今更ながら悩み始めたので、それが単に友達に合わせての浅はかな考えだと結局は満足のいかない結果になってしまうと思ったので、わたしはこのように言いました。
「基本的に迷いがあるうちは持たない方がいいと思うよ。持ってしまってからではもう後戻りできないからね。けれども、せっかくだからしっかりとどうなのか考えてみるといい。DSを持つ事で自分は楽しく幸せな毎日を送る事ができるようになるのだろうか、DSがあることによって今までよりも素敵な自分でいられるようになるのだろうか、未来の自分はDSと一緒に居られる事がいいと思っているだろうかってね。」
「怜やっぱりDSやめる。ずっと将来も買わないしいらない。」

これはわたしとの今までのやり取りがそう言わせている一種の洗脳なのかもしれない。
けれども、怜は自分自身でDSをもらえるというチャンスを一度は勝ち取ったのだけれども、自分でいらないと選択したのです。

これまでは確かに親の考えがあって、それを子どもに押し付けるというのも必要だと思い、そうして来ました。
けれども今回、自分で自分の事を本当に考えて、そうしてくれたのです。
わたしは感動しました。
もうDSが生活に入り込んで来てしまうという、がっかりした感情が払拭され、なんとも爽やかで嬉々とした気持ちになりました。
このとき改めて、どこかでゲームを嫌悪している自分がいるのだということをはっきりと認識しました。
不特定多数の方が読んでくださっている中、親バカな発言で申し訳ないですが、本当によく育ってくれていると感心しました。

夫にこのことを報告すると、実は予想していたのですが、DS以外のものだったら結局満足出来なくてせっかくのプレゼントも中途半端で良くないと言い出しました。
しかも、「ちょっと今の状況だとクリスマスプレゼントは、無いかな。頑張り次第とこれからに期待してあげたいけどね、少し考えよう」だなんて、メールしてきました。わたしにとっては心底嫌悪感を感じる内容です。
まいどまいど、怜のことになると何が不満で文句あるのか理解に苦しむのですが、いつも怜はちゃんとやっていないと酷評しています。ちゃんとって、何?と毎度思うのですが、聞けば遊んで帰宅したら勉強の時間なので自分が帰宅するときに遊んでいるのはおかしいとのことなのです。
けれども怜は朝型で、いつも朝起きたら言われなくても、ベネッセのちゃれんじ、漢字検定、百ます計算、辞書引き、宿題、日記、音読などをやっています。成績も、いつも全てが1番とは言いませんが、5回のうちの3回程度は一番のようです。自由研究だって2度も選ばれているし、運動だって頑張っていてスケートも2番でした。一体何を望んでいるのでしょう?
以前もこのような話しをしたときに、「もっと出来ると思ったのに」と言っていました。
「所詮親の程度があるからね。それでも怜はパパの幼い頃よりは出来ているんじゃない?」なんて言いましたけれども。
お友達関係だって、上手に付き合う事ができている方だと思います。
みんなと仲良く出来て、それがたとえ乱暴されたことがあっても、その後仲良くなれたり、また、ご近所の遊び仲間たちの間でも、もっと楽しくいいグループにしたいからと怜が一番優しいからリーダーに押し上げられたりということも、先日ありました。

少なくとも、頑張りが足りないからクリスマスプレゼントはあげられないと言われるような子ではないと思いました。
そもそも、サンタさんは悪い子にはプレゼントくれないと言いますが、そんなサンタはこの世には必要ないのです。たとえ一見「悪い子」と思われるような子であっても、必ずいい子な部分だってあるものかと思います。それを「悪い子」だからサンタはプレゼントをくれなかった、という思い出をクリスマスの日に作るということは、親として最低な事であり、その子を将来にわたって人格を殺すことに繋がるだけで、なんの励ましもサポートもないやり方ではないでしょうか。
そもそも、イエスキリストも、サンタのモデルとなったStニコラスも、罪人でさえ愛し救いの手を差し伸べたような方々です。それなのに自分の子どもに対してむごい思い出を作るような日とするようなことを、神は望んではいないはずです。

怜が、「◎◎くんっていう言葉遣いが乱暴でいいところ全然ない子はクリスマスプレゼントがあたらなかったんだって」と言ってきました。
「それ本当?そんな子でも全くいいところが一つもないわけではないでしょう?イエスも神様も、たとえどんな人でも愛してくれるんだよ。それはね、サンタさんがプレゼントをくれなかった訳ではないんだよ。その子の親がプレゼントを取り上げたんだよ、悪い子だからと言ってね。けれどもそんな親だから、そんな感じの子に育ってしまうんだと思うよ。」

そんな親が、そんな子を育て上げている。
そんな親だから、そんな子になってしまう。
親がそういう子になるよう、仕向けている。

きっとその子の親は気づいていないのでしょう、自分たちのそういった行動がどのようにその子に影響して行くかなど。

怜は、今日、みんなにDSではないプレゼントをもらったという話しをしたところ、みんなはがっかりしていたのだと言います。みんな一緒にこれから怜とDSの話しをたくさんできると思っていたからなのでしょう。
けれども怜は、なんとも自信に満ちた、一回り成長した感じでした。
親の考えに影響を受けているとはいえども、自分の考えで選択をしたのです。そのことは怜自身に大きな自信をもたらしたのだと思います。

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プロフィール

にゃんぺいちゃん 

Author:にゃんぺいちゃん 
2009年8月20日開設しました。
専業主婦9年目、男児2人の母です。家族4人とも喘息アトピーのアレルギー体質ですが、食事を中心に気をつける事で、症状がでにくい状態を保っています。ブログは、日々の子どもたちの成長の記録などを通して、母が何を考えて生きて来たのかを遺し、たとえわたしがこの世から居なくなったとしても子どもたちが読み返してみて、どんなことを母が考えて子どもたちに接して来たのかを分かってもらえたらと思って書き始めました。
趣味:読書・オークション売買・子育てのこと・アトピーのこと・お金のこと、漬物作り(梅干し、味噌、玄米づけたくあん、ニシンづけ、ガリなど)、その他生活そのものを味わっています。今は子どもとの関わりがとても楽しくて、けれども掃除がアレルゲン除去に大変有効と気づいて夜中も出来る時には掃除しているため、時間が取れないので以前よりブログにかける時間がありませんでしたが、この春次男が幼稚園に入りましたので少し書けそうです。
子どもたちのためにも、素敵な未来を創造していきたいです。
アレルギー関連の記事は、過去には良かったと思ってやっていたことがダメになったということがよくありますので、時系列に気をつけて読んでみてください。過去のことを訂正しておりません・・・。
たまに更新するので、遊びに来てください♪気ままに、色々なことを書いて行きます。

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